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とうもろこしの栽培 |
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年長組担任 鵜ノ木幼稚園では、毎年5月はじめの八十八夜の日に朝顔の種まきをします。私達保育者から幼児一人一人に一粒の種を渡されると、自分で植木鉢にまきます。それからは熱心に水をやったり観察したり。 「芽が出た」「ふたばが出た」・・・そして花が咲くと、何色だったか、いくつ咲いたか、などと事あるごとに報告をしてくれます。
今年は、例年の朝顔に加えて、とうもろこしを栽培する機会がありました。 まずは土作りから。 「この土はやわらかいね」「枯葉から出来てるんだよ」「あ、じゃあダンゴ虫は好きだね」 驚いたり感心したりしている幼児達の作業をみていると、本当に楽しそうです。 次に種まき。 「このぐらいの三角を土にかいて」「はい、△」「こんどはさっきの三角のここをつかってさかさの三角をかいて」「はい、▽」 ・・・かけた三角のかどに種を一粒ずつ植えます。種同士の間隔をあけるのと、芽が出てきたらその中の一番元気な一本を残して間引いてしまうからです。その上から少し肥料を与え、水やりをして・・・できあがり。 大人の手を借りず、グループにわかれた幼児達自身で行なった作業だったので、土を固めてしまったり、三角がうまくかけなかったり、・・・いろいろありましたが、自分達でなおしたり、工夫したりで乗り切りました。幼児達にとっては、心に残る楽しい体験になったようです。
それからは、幼児達はとうもろこしについての興味関心が自然に強くなり、いろいろ調べては 「ごはんやパンのかわりに(主食として)食べているところがあるんだって」「とうもろこしで動く自動車を作るんだって!?」 保育者や友達に報告して、知識の共有の喜びを感じたりもしています。
夏休みの半ば現在、高さ1mくらいになり、種がつきはじめました。9月には収穫できるといいな、と楽しみにしています。 |
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