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障害物競争の練習 |
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年長組担任 毎年十月に行なわれる秋の大運動会。各学年ごとにいろいろな種目が行なわれますが、なかでも年長組の障害物競争は迫力があり、毎年注目の競技です。 今年の梅雨時、雨が多く園庭で遊べない時期を活用して、発散をも兼ねて練習を始めました。 鵜ノ木幼稚園の障害物競争は、輪くぐり・マット前転・跳び箱・平均台・トンネルくぐりの5つの障害をこなしていく競争で、年少・年中の頃からみていた憧れの競技ということもあり、練習することがうれしくて、みんなとてもはりきっていました。
マット前転練習では、ひとりで回れることを最終目標にしたのですが、やってみると既にクラスのほとんどの幼児ができたのでとても驚きました。最初はできなかった幼児も、おともだちの回り方をみたり、私達保育者の話を聞くうちにだんだんとコツをつかんだようで、できるようになりましたし、2回目の練習の時には、みんながますます上達していて 「お家でこっそり練習したの」 と話しているのを耳にして感心してしまいました。
跳び箱練習では 「あんなの跳べるの?」 という声もあがったように、始めは恐怖心の方が強かったようです。実際、跳べたのはクラスで5~6人程度で、できないと諦めてしまうのではないかと心配でした。しかし、跳べない幼児から発せられた言葉は 「先生!もう一回やろう!跳びたい!」 真剣な眼差しで跳び箱を見据えている幼児の姿が本当に頼もしく見えました。そして、ひとりひとりが跳ぶごとに自然に拍手をする幼児が出てきました。跳べる・跳べないということではなく、挑戦するということを互いに認め合えたことを、保育者として嬉しく思いました。
ともだちを大切に思う仲間意識、失敗を恐れずに挑戦しようとする意欲、この成果はきっと大運動会で発揮されると信じています。みなさんも是非楽しみにしていて下さいね! |
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