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仲間と取り組む中で |
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年長担任
年長に進級し、新しいクラスで新しいおともだちとも関わりながら楽しく過ごしている中でも、幼稚園の最高学年として今まで育んできたことを力にして発揮する場面が、様々な活動で見られるようになりました。 さて、「心を一つにして、みんなでやりとげて、達成感を味わう」目的で行なっている鼓笛についてご紹介します。 年長児が中心となり、各自メロディー楽器かリズム楽器を担当します。年少や年中の時に見てきた楽器を、いよいよ自分がやるんだ!ということで張り切っています。「楽器の正しい持ち方」からはじまり、無理なく少しずつ練習していき、五月には例年通り童謡の三曲メドレーを演奏できました。いよいよ、秋の運動会に向けて、早くも七月ごろから気分が高まってきました。 今年の曲は、運動会でのお楽しみとしておきますが、自然に耳に入るように、ピアノで弾いてみたり、歌ったり、テープで聞いたりしているうちに、・・・自然に口ずさんだりするほど親しみを持つようになりました。 パート練習ですが、自分で選んだ楽器ですから、覚えるのも早いです。「先生、聞いて聞いて」と早速覚えたフレーズをやってみせてくれます。初めのうちは指でたどるのに一生懸命でなかなかうまくいかない・・・というおともだちも、一人一人楽しんで一生懸命やっていると・・・「少しできたよ!」とニコニコやってくれます。そう、その積み重ねです! みんなのやる気がエネルギーになり、今年は大変早い段階で形になってきました。年少さんや年中さんも練習に加わり、さらにみんな自信を持って演奏していくことでしょう。
鼓笛は「みんなの心をひとつにすること」が一番大切と、私は子ども達にはよく話します。これから大きくなっていくとき、一人ではできないことも、仲間と力を合わせてがんばる!なしとげる!そういう体験ができる子ども達は幸せだと思います。二学期以降、鼓笛に限らずいろいろな活動に仲間と取り組んでいきますが、仲間と共に育ちあう心を見守りながら、援助していきたいと思います。 |
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