前のページに戻る | |
友達の力 |
|
年長担任
鵜ノ木幼稚園では、自由遊びの時間がたくさんあります。子ども達は、その時間に友達とめいっぱい遊び、いつも楽しく過ごしています。外ではヒーロー・ヒロインになりきったごっこ遊びや鬼ごっこで走り回り、室内ではままごと、お店屋さんごっこ、ブロック、折り紙、お絵描き、・・・年長になると、自分で積極的に遊びをみつけ、いろいろな友達と遊べるようになっています。 さて、楽しい遊びの後は・・・おかたづけがあります。ご家庭での様子を聞くと、『子ども達にとってはかたづけはちょっと苦手?』という印象があります。そして実際、幼稚園でも私たち保育者が声をかけると、しぶしぶかたづける、といったことも以前はしばしばみられました。
でも、そんな時、クラスの友達何人かがかたづけをがんばっているところを見ると、・・・「僕も」「私も」と、たちまちみんなかたづけをはじめます。そしてしばらくすると「できたあ!」「きょうもはやくかたづいたね!」と達成感に満ちた顔でよろこびあっているのです。 今では、自分の使ったものだけではなく、「いっしょにやるよ!」と、他の友達のかたづけを手伝う姿も見られます。また、おもちゃや道具の大切さが分かってきたのか、大事に扱えるようにもなってきましたし、ゴミや落とし物も拾って届けられるようになってきました。 クラスの友達と一緒に過ごす中で、互いに刺激を受け、みんながかたづけ名人に大変身です。
幼稚園での生活の中で、友達といっしょにやってみることでできるようになったり、はげまされてがんばろうとしている姿が良く見られます。それは家庭ではなかなか得られない集団の刺激、「友達の力」です。これからも、子ども達ひとりひとりが「友達の力」でさらに成長していけるように、子ども達の「共感の気持ち」を高め、チャレンジやがんばることへの応援をするような指導援助をしていきたいと考えています。 |
|
前のページに戻る |