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発表会ごっこ |
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年長担任
子ども達の遊び、特に年長組の「自由遊び」の時の発想には驚かされることが多いのですが、今回はこの1学期の「発表会ごっこ」をちょっとご紹介してみましょう。
きっかけは何だったか、残念ながら私にもわかりませんが、気がついたら男児一名、女児一名が中心となって始まっていました。 まず、どんな出し物にするのかを話し合い、踊りを発表することになりました。選曲ではかなり意見が分かれ、翌日まで持ち越しましたが、A子の 「『きらきら星』ならみんなが知ってるからこれにしようよ」 の提案に皆が賛成してやっと決まりました。その次は振り付けで、どんな動きにするのか試行錯誤しながら決めていき、練習してみました。それに刺激を受けて、 「ぼくたちも、違うのをしようよ!」 「わたしたちも!」 ・・・ひとつ、またひとつ、と出し物がかたまると、B男から 「発表会には『プログラム』がいるよ!」 の声があがりました。そこでプログラム作りが始まり、・・・出来上がると、 「せっかくだから他のクラスの友達も呼んで発表だ!」 ということで、チケットを作ったり、会場作りをしたり、・・・次々に生まれるアイディアに感心しながら、こちらもわくわくしてきました。 発表会では、それぞれの幼児が役割を決め、案内係、進行係もいて、上手に行なっていました。プログラムは5番までになっていて、 たくさんの観客に見守られながら少し照れながら踊っている姿に、成長した様子があり、うれしく思いました。
子ども達は自分達でやり遂げた喜びや、観客からのお褒めの言葉に、大満足だった様です。また、発表することで自信も出てきたようです。
今度はどんな形で成長を見せてくれるのか、今から楽しみにしています。 |
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