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見て!触って!嗅いで!・・・ |
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年長担任 まず、どんな野菜の苗を植えるのか、五感を使って確かめてみました。一つ目は、茎を触ると「チクチク・ザラザラ」のきゅうり。二つ目は、茎の色が紫色のなす。三つ目は、匂いを嗅ぐとなんだか甘酸っぱいトマト。幼児達は、自分達自身で、一つ一つの野菜を確かめながら丁寧に植えました。 それから毎日、水やりと成長の観察が幼児達の日課になりました。 「先生、野菜に水やりしてきまーす!」 「先生!トマトがちょっと大きくなったよ!」 ・・・と、毎日のように報告。ある日、なすが一つ実をつけると、 「うわあ、おいしそう!!」 と大歓声があがりました。 幼児達が、自分達の五感をフルに活用してとても敏感に野菜の成長を感じているのが、改めてよくわかります。
さて、ある日クラスの幼児達と、触覚のゲームをしてみました。箱の中に、幼稚園に関係のある物を入れ、触覚だけを使って中身を当てるゲームです。 A君が恐る恐る箱の中に手を入れて・・・ 「うわー、なんだかフワフワしてる」 Bちゃんは・・・ 「何だか動物のしっぽみたい」 「綿あめみたいに柔らかいよ」 と感触を確かめていました。答えを知っている幼児は、みんなで秘密にしていることが楽しくてヒソヒソ、ニヤニヤ。中には 「違うよー、ほらほら緑色でね・・・」 とヒントを出す幼児もいました。さて、正解は・・・?そう、園庭に生えていたねこじゃらしでした。 幼児達の「もっとやろう、もっともっと」の声にこたえて、くるみの実を入れたり、歯ブラシを入れたり、幼稚園かばんを入れたり・・・いろいろな物でゲームを楽しみました。
幼児達は、見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わうと、実際に五感で感じることからいろいろな事を学ぶことが多いです。 私達は、幼児に五感を使う機会を多く与えて感受性豊かな人間に育って欲しいと願うと同時に、大人の私たちも幼児のような五感の鋭さをずっと持っていたい、視覚に偏らずいろいろな感覚でいつも物事を感じたい、と思います。
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