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こいのぼりの様に |
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年長担任 ある日、幼児たちに誘われて園庭に出てみると、・・・体をクネクネ、腰をクネクネしているK君を発見! 「何をしているの?」 と観ていると、今度は両手を上に挙げて泳ぐようにクネクネ。 「わかった!こいのぼりね!」 どうやら、園庭の空で泳いでいるこいのぼりの動きを真似していたようです。この日は一段と気持ちのよい風が吹いていました。青い空でそんな風に乗って泳いでいるこいのぼりはとても気持ちがよさそうでした。きっとうらやましかったのでしょうね。
「先生は大きいから、このこいのぼりね」 K君は真鯉を指して言いました。私もいっしょになって風に吹かれて泳いでいると、 「わたしは赤いこい」 「ぼくはこのつよそうなこい」 ・・・と、周りの幼児たちも自分なりの鯉をみつけて泳ぎ始めました。
気持ちよい風に乗ってスイスイ泳いでいるこいのぼり。そして一緒に泳ぎたいと表現する幼児たち。そんな瞬間に立ち会えたことをとても嬉しく感じました。 幼児たちの素直な心、豊かな心に日々触れられる幼稚園教諭になれたことに感謝しています。これからもこのような幼児たちの心を十分に汲み取れるように成長していきたいです。
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