年少担任
鵜ノ木幼稚園では、中庭のプランターを使っていちごの栽培をしています。
新学期になると子どもたちは、年少のクラスから順番に、赤く実ったいちごをいただきます。
今年も子どもたちの大好きないちごの試食がありました。「いちごの試食」と言っても、プランターで実った数少ないいちごです。それも自家栽培の小さないちごです。一粒を五~六等分してみんなで分けていただきますので、ひとり分はほんの小さなものになってしまいますし、お店で売っているもののように甘いものばかりではありません。それでも、わたしたち保育者の分けるそのいちごを、子どもたちは目を輝かせて待っていてくれます。
そして試食。子どもたちの反応は・・・・・・!!
「おいしい!」
「すっぱい!」
「もっとちょうだい!」
「先生も早く食べて!」
・・・・・・
実にさまざまです。
中には正直に(?)「いらない・・・」という子どもがいました。いちごが嫌いなのかなと思い、そっと様子をみていましたが、周りに刺激を受けてか、ひと口食べて、すっぱさに顔をしかめながらも「・・・おいしい・・・」。後でその子どもの母親に話を聞くと、家では嫌がって今まで一度もいちごを食べようとはしなかったとのこと。きっとその子どもにとっては、みんなで収穫を見守ったそのいちごは特別なものだったのでしょう。
おいしく食べられた子どももそうでない子どもも、この経験が楽しい思い出になってくれることを願いたいと思います。そして、来年もいろいろな感想を聞かせてくれることを期待しています。
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