年中担任
子どもたちの大好きな遊びに「砂遊び」があります。
鵜ノ木幼稚園でも、砂場には、プラスチックのシャベルやバケツを持った子どもたちが集まってきます。砂、水、土を自由に使える「砂場」は、子どもたちにとって魅力的な場所です。山作り、穴掘り、おだんご作り、…と様々な遊びがたちまち広がっていきます。特に山作りでは、何人もの子どもが集まり、次々とアイディアが出され、山にトンネルを掘る役、川を作る役、水を運ぶ役などが決まって行きます。砂遊びではそれぞれの発想を自由に表現することができるのです。
また、子どもたちどうしで
「少し水をかけると固まりやすくなるんだよ」
「トンネルはそっと掘ると崩れないよ」
などと声を掛け合いながら、夢中になって作り上げて行きます。
同じ砂場での遊びでも、年齢によってその表現の仕方は異なります。年長の子どもたちは力も強く発想も豊かで、川も長くしたり、土を深く掘り下げたりできます。そんな姿に目を輝かせ、憧れのまなざしでみている年中の子どもたちは、
「長い川を作ってみたい!」
とさらに意欲的になっていきます。
ある時などは子どもたちは夢中で水を流しこみ、たまった泥の水を見て
「コーヒーの池ができた」
と喜び、それからコーヒー屋さんを始めました。
このように遊びの広がりは様々です。
「砂場」は、子どもたちの創造力や感性を豊かにする要素がたくさん詰まっている魅力的な場所です。様々な刺激を受けながら、自由に表現することの楽しさをたくさん経験して欲しいと思います。
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