学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

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楽しかったね、草取り

年長担任

 

 

 夏休みに入る前に1学期を振り返って、楽しかったこと、思い出に残ったことを話し合いました。
年長になって、発表力のついてきた子どもたちからはいろいろな意見が出ました。「ともだちと沢山遊んだこと」「虫とりをしたこと」「プール遊びをしたこと」「鼓笛を演奏したこと」「小運動会をやったこと」・・・と出てきたところで、意外なものが飛び出しました。

「草取りが楽しかった!」

鵜ノ木幼稚園は去年、隣地を買って園地が広がりました。その部分を子どもたちは「太ったお庭」と呼んでいますが、その太ったお庭に夏草がどっしりと根を下ろしてしまい、6月にはジャングルのようになっていました。いろんな虫が飛んで来たりして、虫とりにはよかったのですが、その他のことができなくなってきたので、年長児のみで1日使って草取りをしたのです。
草取りの日は、みんな軍手や古靴下をはめて手足を切らないようにして作業をしました。とても気温が高い日で、私達保育者は「子どもたちの集中力はあまり続かないのではないか」と思っていました。ところがどの子も目を輝かせて草取りに熱中している様子。かたく深く張った根はなかなか抜けず、童話「おおきなかぶ」の要領で、「うんとこしょ!どっこいしょ!!」と4・5人で協力し合って1本の大きな草を抜いていました。誰よりも多く草を抜こうと張りきっている子、おともだち同士で競争している子、抜いた草の株ごと「先生、見て!こんなに大きいのとれたよ」と見せにくる子、・・・。終了の合図をすると、子どもたちから「えー! もっとやりたいよ」という声があがったほど、本当に楽しみながら作業ができた様子でした。

この日の思い出・・・手の感触、夏草のにおい、力のはいり方、暑かったこと、おともだちと協力し合ったこと、・・・いろいろなことがいつまでも心に残っていくのだと思います。


鵜ノ木幼稚園の園児ならではの、子どもたちの心に残るような貴重な経験活動。これからも鵜ノ木幼稚園の環境を活かし、子どもたちがさまざまな体験ができるように、いろいろ考えて日頃の保育に反映させたいと思います。

 



   
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