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楽しい幼稚園 |
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年少担任
三歳児は、初めての幼稚園という集団生活の場でいろいろなことを学びます。そのなかでも他の子ども達や先生との関わりの中でどんなことを感じ取るかは、子どもの成長においてとても大切なことです。 幼稚園での新しいともだちは、自分の力でつくったともだちであり、すなわち「僕のともだち」「私のともだち」であり、それまでとは違った格別の意味があります。同じ年齢の子どもが毎日同じ部屋で生活する中で親しくなり、三歳児は三歳児のやり方でともだちになっていくのです。 親しくなるとたわいもないことで顔を見合わせて一緒に笑ったり、一人が走り出すと他の子どもも一緒に走って追いかけごっこになったり、・・・大人にはわからない(もう忘れてしまった?)楽しさがそこにはあるようです。またともだちができると、お互い知らない世界を教え合うようになり、家庭にはない世界がどんどん広がり、新たな経験ができるようになります。 「何をしてもいっしょにいること自体が楽しい」自分でつくったともだちと、手をつないだりして仲良く降園していく姿は微笑ましく、お互いを大事にする気持ちが自然に満ちあふれています。 またともだちだけでなく、先生の存在もとても大きいです。最初の頃は『この人はどんな人なんだろう」と不安を抱いているようですが、ちょっかいを出したり、わざと困るようなことをしてみたり、・・・ということを先生が温かく受け止めてくれると、子どもは先生に対して強い安心感を持つようになり、信頼関係がうまれてくるように思います。 私はこのような、子どもにとって重要な時期に保育者として携われることを、誇りに思いますし、同じに責任も感じます。子ども達が幼稚園を「楽しい」と思えるように、これからも努力していきたいと思います。 |
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