学校法人　雀村学園　鵜ノ木幼稚園

お弁当風景より

年少担任

　１学期のお弁当の時間、子ども達がよく口にする言葉があります。「先生、もう食べられない」「もう食べない」・・・私の見るところ、大半が好き嫌いが原因です。

　好き嫌いにもいろいろあるようで、緑黄色野菜が全くダメとか、牛乳がイヤ、においのするものは嫌い、舌触りが変わったものは駄目など多種多様です。ご家庭では今まで、かわいいお子さんの言うことだから、と好き嫌いを認められてきたのでしょう。

　さて、お弁当の時間。とくに給食弁当では、偏食是正の目的もあるので、本当にいろいろな食べ物が入っています。中には嫌いなものも入っているときだってあります。こんなとき、「一口だけでも食べてみよう。」と声をかけています。

　子どもは子どもなりに、お友達がおいしそうに食べている姿、嫌いだけれどがんばっている姿に刺激を受けています。嫌いだけれどちょっとがんばって食べてみよう、食べてみたらおいしかった、好きになっちゃった、ということがかなりあります。

　ときどき保護者の方から「好き嫌いが減ってきました」というお話を伺うのですが、とてもうれしく思います。

　今後も、楽しい雰囲気の中で、マナーもよく守り、無理なく食事ができるように心配りをしていきたいと思っています。