学校法人　雀村学園　鵜ノ木幼稚園

虫　大好き！

年長担任

鵜ノ木幼稚園の園庭には、たくさんの木や草花があり、幼児が植物や虫などに関わる機会が多くあります。そのせいか、鵜ノ木幼稚園の子ども達は虫が大好き！

梅雨前のある日

「先生！大きなアリの巣発見したよー！」

子ども達がうれしそうな顔をして走ってやってきました。

「はやくはやく！」

子ども達に手を引かれてついていくと、園庭の階段の脇の土に大きな巣を発見。

「わあ、いっぱいいるねえ」

と皆でじっと観察。

「ねえ、お部屋で飼ってもいい？」

「飼おうよ！」

・・・さっそく皆で飼育水槽に土を入れ、水槽を黒い画用紙で覆い、しばらく様子をみる事にしました。

翌日にも巣ができているものだと思っていた子ども達ですが、・・・

「あれ？まだアリの巣ができないね？」

「そうだ、図鑑で調べてみようよ！」

「・・・・・・へえ、同じ巣のアリでないと、うまく巣ができないんだね・・・」

それがわかると、さっそく園庭に出て、巣穴から出てくるアリを次々と捕まえて・・・

「これで大丈夫かなあ」

うまくいくとよかったんですが、二度三度と失敗。

「やっぱり女王アリがいないからかなあ・・・」

「女王アリ？みつけるの大変だね」

「また二学期にチャレンジだ！」

別の時期の話ですが、

「梅にたくさん虫がいるよ！」

さっそく自分達で調べました。

「えーと、テントウムシの幼虫かな？」

それから数日して・・・ナナホシテントウがたくさん。子ども達はよじ登って何匹も捕まえました。

ときには協力しながら、ときにはケンカをしながら、またときには

「ぼく、あまりとれなかったんだよな・・・」

「あれ、ほんとだ、じゃあぼくがとってあげるよ」

「すこしあげようか？」

・・・子ども達は、小さな虫を通して、さまざまなことを経験しています。