学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

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初めてのお弁当

年少担任





 子どもたちは、幼稚園で、初めてのことばかりを経験していきます。そのうちの一つにお弁当があります。

 鵜ノ木幼稚園では、給食弁当の日、手作り弁当の日の曜日が決まっています。子どもたちは成長するにつれて、「幼稚園での生活のリズム」としてお弁当が定着し、子どもたちもお友達と楽しくお弁当の時間を過ごせるようになるのですが・・・。


 入園して間も無い年少組の子どもたちの中には、パクパクと上手に食べる子もいますが、当然のこととは言え大部分の子は自分で用意ができませんし、幼稚園に慣れずに保護者が近くにいない不安のせいか母親が作ってくれたお弁当でさえ食べられない子もいますし、また食べられる子でも、おはしやスプーンで遊んでしまったり、食事中に立ち歩いたり、おもちゃで遊び始めてしまったり、・・・。

 幼稚園での初めてのお弁当は、まずはおいしく、楽しく食事ができることが一番です。手作り弁当でのポイントは、大好きなものを入れてあげて、子どもが喜んで食べられること、食事が負担にならないように少し少なめかなと思う位の量にして、「あっという間に食べられたよ」という感じで自信を持たせること、この二つだと思います。

 時が経つにつれて子ども達も少しずつ慣れてきて、お弁当箱を袋から出す等の用意、食事もスムーズに行なえる様になってきます。また、食事中に遊ぶ子や泣く子もどんどん少なくなります。
 また、嫌いな食べ物があっても、お友達が食べているのを見て「ぼくも食べられるよ」とチャレンジして、食べられるようになったりする姿も見ます。


 子ども達は幼稚園で生活する中で、少しずつ成長して行きます。入園当初は子どもと同様、保護者の方も不安なことがたくさんあると思いますが、焦らずに、ゆっくりと長い目で、子ども達の成長を支えていきましょう。


   
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