学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

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初めての幼稚園生活

年少担任

 

 4月に入園した年少組のおともだち。毎日幼稚園の生活の中で、いろいろな経験をつみながら、環境にも慣れ、どんどん成長していく様子を見ていると、子どもの可能性の大きさというものに改めて驚いてしまいます。その子ども達、毎日可愛らしいエピソードを披露してくれています。

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 テラスのガラスの天井に、そのすぐ近くにあるイチョウの葉のかげが映ります。風に揺られてかげが動くのをじっと見ていたA君があわてて部屋に戻ってきて、「先生、あの上におばけがいる!」。そして、夏が近づき日よけのよしずが取り付けられると、「これでおばけが見えなくなるね」と安心していました。

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 ある日、登園してくるなり「先生、魔女って知ってる?」と聞いてきたBちゃん。「知ってるよ」と黒板に絵を描くと、はじめのうちは「りんごはいかが?」と遊んでいましたが、だんだん「こわい、こわい・・・」と言い出しました。私が黒板消しで消してあげると、「その中に隠れてない?」と黒板消しを指さしました。まだ魔法で隠れていると思ったのでしょうか?

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 プランターで育てているトマトやプチトマトが少しずつ実をつけ始め、クラス全員で観察をしたある日のことです。小さな実を「見せて!」「見たい!」と大騒ぎ。順番に観察しましたが、『トマトは赤い』と思っている子ども達、「このトマト、緑色だ!」とびっくりしていました。そんな中でCちゃんは「まだ青いね」とぽつり。緑色を青と表現する日本語の特性を理解している子どもにびっくりしていました。

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 こんな可愛らしい年少さんです。これからもいろいろなことを体験し、心の豊かな大人になって欲しいと願っています。

   
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