学校法人 雀村学園 鵜ノ木幼稚園

ホーム > 教諭の言葉 
前のページに戻る

はじめての集団生活

年少担任

 

 入園当初の頃、こんな子がいましたっけ。お母さんとべったりで、離れる時いつも泣く子。(それを見ているお母さんも思わずもらい涙。)制服が着られず、私服(寝間着?)で登園する子。人見知りをして、なかなか先生に慣れない子。「早くおうちにかえりたい」と一日中泣いている子・・・。

 新入園のほとんどの子ども達にとって、幼稚園は初めて経験する集団生活であり、初めてご家族と離れて時間を過ごすことになります。自分の子どもを他の子どもと比較する意識が、特にお母さんは強くなるように思います。「ひとりでできるかな」とお母さんも子どもも不安になって当然です。

 私はこんなとき、お母さんに「まずはあせらずにゆっくりと」と言っています。

 お母さんが安心してゆったり構えていると、あら不思議、子どもは安定します。

 ひとつひとつ物事にゆっくり取り組ませて、できたら「ほめる」のも大切に思います。ほめられることは、新しいことに取り組むときの頑張る力のもとになるように思います。

 子ども達それぞれが自分なりに一生懸命集団生活になれようと頑張り、数か月経ちました。入園当初は泣きじゃくっていた子どもも、今では泣かなくなり、休みの日でも幼稚園に行きたくてしようがない程になりました。

 これからも、あせらずゆっくりと、子ども達の成長を見守りつつ、自分も共にいろいろな面で成長できたらいいなと思います。

前のページに戻る
     
入園希望の方へ 在園保護者の方へ 卒園生の方へ 学生の方へ